土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.34
沼川第二放水路の函体内堆砂の排砂実験
諸橋 良岡本 光永石野 巧宇多 高明石川 仁憲市川 義隆渡邉 卓弥
著者情報
ジャーナル フリー

2018 年 74 巻 2 号 p. I_743-I_748

詳細
抄録
 沼川第二放水路の函体に開口部を設けてセットバック型とした上で,高波浪時の土砂打ち込みによる函体内堆砂の排砂方法を現地実験により調べた.この結果,フラッシュ放流前に開口部前面を放水路の敷高と同程度まで掘削した上で,連続的なフラッシュ放流を行うことが函体内堆砂の排砂に効果的なことが分かった.また,放水流を制約する現況放水路の側壁とそれに沿って掘られた溝が,フラッシュ放流時のバームの側方侵食を促すことも明らかになった.
著者関連情報
© 2018 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top