2020 年 76 巻 2 号 p. I_1-I_6
近年全長300mを超える大型のクルーズ船の入港が増加傾向にある.このようなクルーズ船はより大きな回頭水域等の水域施設を必要とする一方で,ポッド式の推進方式等を備え操船性が向上しているといわれている.本研究は,港湾整備や入港時の評価への参考情報を得ることを目的に,船舶データベースによるクルーズ船の大型化・高性能化の傾向の分析と,AISデータを用いた大型船の国内外の回頭に注目した港湾の水域利用実態について分析を行うものである.その結果,クルーズ船の高性能化と大型化との関連性,高性能クルーズ船の必要回頭水域規模等についての知見を得た.