2020 年 76 巻 2 号 p. I_744-I_749
東京湾では,埋立用の海底土砂の採取や大規模な深堀跡,そもそもの海底地形などから窪地が点在しており,底質の貧酸素化や浮泥の堆積が進行している.特に千葉県富津沖の窪地(T.P.-15~T.P.-16m)でも,窪地内の底部層では貧酸素化や浮泥の堆積が進行し漁場として価値が低下した海域となっていた.そのため,平成25年から首都圏で発生する建設発生土を有効利用し窪地の基盤造成を行った後に覆砂(T.P.‐11m~T.P.‐13m)を行い漁場の改善を行っている.基盤造成及び覆砂による海域環境の改善について環境調査を継続して行っており,平成25年から令和元年までの環境調査結果について報告を行う.