抄録
積雪寒冷地の路盤や路床は,冬期間の凍結や,融解期の含水比上昇,凍結融解作用による支持力低下などの影響を受ける過酷な条件下にある.このため,凍結深さや含水比の変化,凍結融解の頻度を把握することは積雪寒冷地において舗装を構築する上で重要である.そこで,路盤や路床などの舗装体内部の土系材料の凍結融解状況を電気抵抗の変化により評価する方法について基礎的な検証を行った.本研究では,多数の電極を等間隔で配置したセンサを試作し,室内において,路盤材料と路床材料の内部に設置し,凍結および融解時の電気抵抗測定を行った.その結果,凍結および融解状態を把握することが可能であることが確認された.また,試作したセンサを屋外の土中に埋設し,交流での計測が可能な自記記録装置を用いて凍結融解状況の把握を試みた結果,深度方向の連続した計測が可能であり,凍結深さなどの計測に有効であることを確認した.