2019 年 75 巻 2 号 p. I_167-I_174
道路フォーメーションの影響で素地を路床土とする場合は,舗装構造設計の材料モデルの設定が,物性条件や堆積環境の面で複雑なケースが要求されることがある。性能照査型の舗装設計法における設計用値としての変形係数は,レジリエントモデュラス(Mr)が用いられるが,Mr試験を標準規格で実施した結果からでは,排水条件を考慮した材料モデルを設定することは難しい.そこで,舗装工学と地盤工学の融合を図る一つの試みとして,地盤工学会基準の室内土質試験である「繰返し三軸試験」と「ベンダーエレメント試験」を組み合わせた「ベンダーエレメント併用繰返し三軸試験」を豊浦砂に適用し,舗装構造解析に必要な変形係数とポアソン比の設計用値の設定方法について検討した.