2020 年 76 巻 2 号 p. I_1-I_9
地中レーダは,表面から電磁波を地中に照射して,埋設管からの反射を利用して,画像判読により埋設管の土被りを測定する.画像判読の向上のため,埋設管の内径50mmと100mmについて,それぞれ埋設管上面に鉄板,塩ビ板,アルミテープを設置して実験を行った.その結果,鉄板の幅が50mmでも,画像判読の向上に効果があることがわかった.形状より材質の違いのほうが画像判読の向上に期待できることがわかった.アルミテープは鉄板と同等に画像判読の向上が期待できることがわかった.土被り測定精度の検証について,管径が大きいと測定精度が向上することが定量的にわかった.