2021 年 77 巻 2 号 p. I_67-I_75
舗装ひび割れ部や縁石・地覆前面の舗装端部などから浸入した雨水や融雪水は,舗装層間などの空隙を通じて舗装体内に広がり,層間剥離やポットホール発生の要因となっている.さらに,凍結融解作用が加わると,このような舗装損傷が加速する.このため,舗装内への水分の浸入を抑制する適切な止水技術や補修方法が求められている.本研究では,舗装層間に浸入した水分を直接検知する技術の開発を目的として,電気抵抗の計測による水分検知技術の適用性について室内および屋外において検討した.その結果,舗装層間に銅箔を用いた電極を埋設し,電気抵抗を計測することにより,層間の水分検知が可能であることが明らかになったことから,本研究で提案する技術は,止水技術等の性能評価に利用できる可能性が示唆された.