土木学会論文集A1(構造・地震工学)
Online ISSN : 2185-4653
ISSN-L : 2185-4653
地震工学論文集第34巻(論文)
東北地方太平洋沖地震の鉄道盛土円弧すべり解析による被害要因の考察
藤原 寅士良中村 貴志谷口 善則高崎 秀明金田 淳
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 71 巻 4 号 p. I_87-I_94

詳細
抄録
 東北地方太平洋沖地震では,広範囲に渡り土構造物の被害が確認された.その中で,円弧すべりモードで被災したと想定される10箇所の盛土とその近傍で被害を受けなかった盛土を対象に,鉄道土構造物の新設時における地震時変形評価手法であるニューマーク法により解析を行った.
 解析結果や既往研究からの被害要因を考慮した検討を行った結果,被災盛土は降伏震度が概して0.3以下であった点,また降伏震度が0.3以上であっても,支持地盤に有機質土を含んでいたり,地下水位が高く,支持地盤表層や下部盛土材料の細粒分が35%以下の場合,被害が発生していた点が確認された.
著者関連情報
© 2015 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top