土木学会論文集A1(構造・地震工学)
Online ISSN : 2185-4653
ISSN-L : 2185-4653
地震工学論文集第36巻(論文)
初期繰返しせん断が豊浦砂のせん断剛性率の異方性と液状化特性に及ぼす影響
呉 杰祐清田 隆片桐 俊彦
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 73 巻 4 号 p. I_761-I_768

詳細
抄録
 従来,液状化判定はN値やせん断波速度などを利用して行われてきた.一方,供試体のせん断波速度(微小変形特性)は土粒子構造の影響も受けるが,密度の影響と区別して液状化強度との関係を系統的にまとめた例は少ない.そこで本研究では,事前応力履歴を与え,異なる微小せん断剛性率を有する豊浦砂供試体(Dr=50%,65%,75%)を作成し,それぞれの密度に対し液状化強度特性と微小せん断剛性率を比較した.実験結果より,排水・非排水繰返し履歴を加えることで,供試体を伝搬する鉛直・水平方向のせん断波速度に変化が生じ,液状化強度特性に影響を及ぼす傾向が確認された.これは,応力履歴により土粒子構造が変化した可能性を示唆している.また,異なる相対密度を有する供試体において,それぞれの微小せん断剛性率に反映された土粒子構造に着目しつつ,間隙水圧と鉛直軸ひずみの発達傾向を考察した.
著者関連情報
© 2017 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top