抄録
本研究では,橋台における地震時土圧の発現機構を確認するため,実物高さ8mの重力式橋台を想定した縮尺1/8(高さ1m)の模型を用いて,地震波(L1,L2地震動),および正弦波3Hzのステップ加振による振動台実験を行った.加振中は高速度カメラにより橋台,背面地盤の挙動を撮影し,背面地盤に設置した標点の変位を画像解析により求めた.実験結果から,地震時土圧の発現は,背面地盤の応答加速度だけではなく,橋台と背面地盤の間における微小な相対変位が影響していることを確認した.また,地震時土圧,背面地盤の応答加速度,および橋台と背面地盤の相対変位の相関関係は,橋台の高さ位置において異なり,それは橋台と背面地盤の相互の挙動が影響していることが分かった.