2019 年 75 巻 3 号 p. 266-279
地震時における各地点の揺れの大きさを表現する方法としては,わが国では周波数補正を施した補正加速度から算出される計測震度が用いられている.一方,道路橋の耐震設計に用いる設計地震動は,加速度応答スペクトルに基づいて設定されている.本研究は,このような地震外力としての設計地震動を評価する一つの指標を示すために,計測震度だけではなく筆者によって提案されている各種震度レベル・長周期地震動レベルとの関係を明らかにした.また,任意の加速度応答スペクトルを有する模擬地震波形を作成し,最大加速度応答スペクトルだけではなく,加速度応答スペクトルが最大となる周期および低下し始める周期の影響を明らかにして,加速度応答スペクトルと各種震度レベル・長周期地震動レベルの関係式を示した.