2022 年 78 巻 1 号 p. 169-179
表面処理仕様の異なる接触面を含んだ異種接合面高力ボルト摩擦接合継手の適用性についてはこれまでも様々な検討の事例が報告されているが,実際に想定される施工品質のばらつきは大きく,今後もデータを蓄積していくべきと考えられる.本研究では,異種接合面継手に関する更なるデータの収集を目的に,母板の発せい状況に関する仕様をパラメータとした試験体のリラクセーション試験とすべり耐力試験を実施した.その結果と既往の報告に基づいて,得られたすべり係数とボルト軸力低下の観点から3種類の異種接合面継手についてその適用性を議論する.