抄録
石川県七尾市では,平成21年1月に短時間で急激な降雪(以下,「ゲリラ豪雪」)となり,市内各地で渋滞が発生,これにより除雪が遅れ,救急搬送にも遅れが生じた.よって石川県では,このゲリラ豪雪を教訓とした除雪体制の見直しを翌年度に行った.その結果平成23年1月に,同様のゲリラ豪雪が発生したが,市内の渋滞はそれほど発生せず,救急搬送の遅れも大きな支障は生じなかった.
そこで本研究では,除雪体制改善前と後の年度の降雪状況,渋滞状況,及び除雪の出動データを分析し,その違いを定量的に比較した.またゲリラ豪雪の後に,県・国・市町・建設業協会等による検討会を開催し,地域防雪連携体制を構築しているが,実際の実施状況や経過についてインタビュー調査を実施した.