抄録
建設業はこれまで災害復旧時に社会貢献活動として力を発揮してきた.建設業が保有する重機等の資機材や専門的知識を発揮して,活動を災害予防や災害応急対策にまで広げることによって,災害対策や災害時の被害を抑えることが可能になると考えられる.本研究では建設業を災害予防・災害応急対策に活用するシステムが実現可能かどうかを調査した.具体的には,都道府県建設業協会を対象にアンケート調査を行い,建設業の災害時の活動の分析と災害予防・災害応急対策に活用する方策を検討した.さらに,九州・山口県内の市町村に建設業の活用するアンケート調査を実施した.これらのアンケート調査の結果からは,災害予防・災害応急対策に建設業は十分活用可能であると判断された.