土木学会論文集F6(安全問題)
Online ISSN : 2185-6621
ISSN-L : 2185-6621
特集号(和文論文)
高力ボルトの軸力診断のための振動波形データにおける特徴量の検討
辻 欣輝広兼 道幸麻野 貴義小西 日出幸
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 72 巻 2 号 p. I_177-I_182

詳細
抄録
 高度経済成長期に建造された橋梁は全橋梁の約40%を占めており,建造時に用いられた高力ボルトの劣化による軸力低下を事前に特定することが必要となっている.軸力測定方法として打音法が挙げられる.打音法は低コストで危険を伴わず,簡便に作業が行えるという利点を持つが,熟練技術者不足などの問題があるため,非熟練技術者でも精度良く効率的に診断を行える方法の確立が求められている.
 そこで本研究では,高力ボルトを締結した試験体をハンマーで叩き,打撃時の振動波形データを高速フーリエ変換し,そこから周波数特徴量を取得する.さらに,元の振動波形データから波形の減衰率を算出したものを減衰率特徴量として取得する.そして,このようにして得られた特徴量を用いて,各種パターン認識手法で高力ボルトの軸力低下率を認識し,その認識精度を比較した.
著者関連情報
© 2016 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top