日本小児看護学会誌
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看護師と医療保育士の子どもを尊重した協働における認識 : 医療保育士の専門性に焦点をあてて
山北 奈央子浅野 みどり
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2012 年 21 巻 1 号 p. 1-8

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抄録

本研究の目的は、医療保育士の役割や専門性、協働に関する看護師と医療保育士両者の認識と課題を明らかにすることである。4施設の小児病棟に勤務する看護師17名(4G)と医療保育士15名(3G)を研究対象者とし、Focus Group Interviewを実施した。看護師の捉える医療保育士との協働は、申し送りやカンファレンスなど情報交換が主であり、医療保育士は、それに加え、他職種と共に検査のプレパレーションの開発・実施をすることを協働とし、認識の幅に違いがみられた。この違いは、チームの中で看護師と医療保育士が対等になれていない現状を反映していると考える。両者のよりよい協働のために、医療保育士の専門性についての認識を一致させることが重要であり、看護師は医療保育士の役割に関心を持ち、積極的に理解しようとする姿勢が求められ、医療保育士は自分の言葉で自身の役割を伝えていく姿勢が求められる。

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© 2012 一般社団法人 日本小児看護学会
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