日本小児看護学会誌
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医師による病名病状説明が子どもに行われる時の看護師役割
山下 早苗神ノ川 博長澤 芳
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2012 年 21 巻 2 号 p. 49-54

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抄録
医師による病名病状説明が子どもに行われる時の看護師役割について実態調査を行った。A県内における3施設で勤務する看護師63名と医師25名を対象に、質問紙調査を行った結果、看護師の認識度は小児看護の経験に関係なく高く、看護師は看護ケアに反映するための情報を得る機会として同席しており、医師もまた看護師に同様の役割を期待している現状であった。看護師の実践度や医師の期待度において、説明前に「子どもが理解しやすい状況を整える」ために看護師がコーディネータとして機能する役割項目や、子どもが説明を受けるその場で看護師が「子どもの理解を促す」ために代弁することや説明を補足する役割項目が下位となっていたことから、医師主導による病名病状説明が子どもに行われていることが多いのではないかと考える。看護師は子どものアドボケイトとして役割を果たすべきであり、医師にも看護師が子どものアドボケイトとして果たす役割について理解を求めていく必要がある。
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© 2012 一般社団法人 日本小児看護学会
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