2025 年 34 巻 p. 197-205
本研究は、NICU退院児フォローアップ外来(以下、フォローアップ外来)における看護実践の現状とそれに対する看護職の思いを明らかにし、フォローアップ外来において質の高い看護を実践するための方略開発の方向性を検討する複数事例研究であり、看護職4名に半構造化面接を行った。各事例分析後の全体分析の結果、【施設の体制と独自の手段をいかした看護実践】、【医師の診察に看護職が同席できなくても看護実践の質に差が生じない対応】、【NICU退院児と家族を多角的にとらえるための多職種連携】、【フォローアップ外来における看護実践の質に対する葛藤】などの9カテゴリーを抽出した。看護ブースの設置や家族指導のための手帳の作成など複数の方略から各施設の現状に合わせて看護実践の質向上を検討していく必要性が示唆された。また、フォローアップ外来における多職種連携の重要性が示唆され、方略の開発に組み込んでいくことが必要である。