日本小児看護学会誌
Online ISSN : 2423-8457
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研究
母親が困ったと感じた乳幼児の行動への対処
村松 三智三国 久美
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キーワード: 母親, 乳幼児, 困った行動, 対処
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2025 年 34 巻 p. 52-59

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抄録

 子どもの困ったと感じた行動に、母親がどのように対処しているのか明らかにすることを目的に、乳幼児を育てる13人の母親を対象に半構造化面接を実施し、質的記述的に分析した。その結果、母親が困ったと感じた乳幼児の行動への対処として11のカテゴリーが生成された。子どもへの直接的な対処には【子どもの行動に備える】、【子どもが切り替えられるようにする】、【子どもに教育的な声掛けをする】、【子どもをひとりの人間として尊重する】、【子どもに強要する】、母親自身が認知的に行う対処には【子どもに譲歩する】、【子どもに巻き込まれないようにする】、【心の安定を保つ】、【内省してより良い対応を探る】、【子どもの成長への見通しをもつ】、社会資源を用いた対処には【母親以外のリソースを使う】があった。体罰を含む不適切な対処に至らないように、子どもの発達や状況にあわせて母親が複数の対処法を持てるような支援が望まれる。

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© 2025 一般社団法人 日本小児看護学会
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