日本小児看護学会誌
Online ISSN : 2423-8457
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実践報告
成長ホルモン治療を行う子どもをもつ母親へのピア・サポートプログラムの効果
田中 さおり
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2025 年 34 巻 p. 68-76

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抄録

 本研究は、成長ホルモン治療(以下、GH治療)を行う子どもをもつ母親にピア・サポートを取り入れたプログラムを実施し、その効果について評価することを目的とした。GH治療中の子どもをもつ母親2名と子どものGH治療終了後2年未満の母親1名に、1回60分/1か月からなるプログラムを3回実施した。調査項目のうち、プログラムの満足度と自己効力感、QOLは質問紙より調査した。プログラムの受け止めやプログラムに関するニーズは、面接より調査した。自己効力感はプログラム後、2名が1点増加し1名が不変であった。QOLの平均点はプログラム後、全員に若干の上昇が認められた。プログラム後に≪他の母親に触発され治療により前向きになった≫といった語りが聞かれた。調査結果よりプログラムの有用性が示唆されたが、少数の結果であるため効果を評価することには限界がある。今後は参加者を増やしプログラムの効果をさらに検討する必要がある。

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© 2025 一般社団法人 日本小児看護学会
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