日本小児看護学会誌
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小児看護学教育におけるバイタルサイン測定の演習に関する文献レビュー
岩瀬 桃子大橋 麗子
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2025 年 34 巻 p. 77-86

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抄録

 本研究の目的は、子どもを対象としたバイタルサイン測定の演習方法の実態と傾向を明らかにすることである。医学中央雑誌Web版を用いて検索し、19件を分析対象とした。対象論文を発行年、演習対象とツール、演習事例、演習方法、評価方法の観点から整理し、経年的変化も検討した。子どもを対象としたバイタルサイン測定の演習に関する研究は継続的に発行されていた。演習方法は、モデル人形を用いるものが多く、視聴覚教材やモデル人形に反応を付与することで実際の状況に近づける工夫がなされていた。演習方法は、経時的にタスク・トレーニングから状況設定シミュレーションへ変化していた。評価方法は、技術評価に加え学生を主体とした振り返りやフィードバックが行われる傾向が見られた。事例や教材、状況設定の工夫、シミュレーション教育の活用により、子どもを具体的にイメージして実践できる演習方法を模索していくことが必要であると示唆された。

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© 2025 一般社団法人 日本小児看護学会
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