日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター)
P2-091  関節リウマチに対しての白血球除去療法直前直後における遺伝子発現量の変化
草生 真規雄村山 豪午來 美沙山田 里沙菱沼 留加根本 卓也寶達 桂小田 啓介河本 敏雄今 高之杉本 郁関谷 文男小笠原 倫大建部 一夫山路 健髙崎 芳成
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2012 年 35 巻 4 号 p. 372a

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抄録
  白血球除去療法(LCAP)は多剤無効例の関節リウマチ患者や,感染や薬剤アレルギーの存在などの為に生物製剤を含むスタンダードな治療が受けがたい患者に対しても比較的高い安全性をもつ,難治性症例に対する一つの治療選択肢である.炎症性腸疾患や壊疽性膿皮症,慢性脱髄性神経疾患,ANCA関連血管炎などへの有効性や皮膚潰瘍の改善効果も知られており,その効果機序の解明が進められている.治療後のCD34+細胞等の末血への動員や,TNFα,IL-6の低下,IL-10の増加などのサイトカイン・バランスの補正,活性化血小板の除去等の様々な知見が集積されているが,詳細は未だ不明である.我々は当院にて大量白血球除去療法を施行した関節リウマチ患者から治療直前,直後に末梢全血のmRNAを抽出,DNAマイクロアレイ(東レ:3-D gene®)にて網羅的に遺伝子の発現量変化を観察し,得られた結果をパスウェイ解析ツールであるMetaCore®(Thomson Reuters社,米国)を用いて検討を行った.計16名の患者における解析で抗原提示に関わる遺伝子群やインテグリンを介する細胞接着に関する遺伝子群が特にLCAP後に減少することを見出した.これまでに知られることがなかったLCAPの治療効果機序の一端である可能性がある.
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© 2012 日本臨床免疫学会
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