日本臨床免疫学会会誌
Online ISSN : 1349-7413
Print ISSN : 0911-4300
ISSN-L : 0911-4300
一般演題(ポスター)
P2-090  酸素含有ナノバブル水及び海水由来ミネラル濃縮結晶水配合液のマウスアレルギー性皮膚炎に対する治癒促進作用
渡辺 隆司
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 35 巻 4 号 p. 371b

詳細
抄録
【目的】酸素封入ナノバブル(O-NB),海水由来ミネラル濃縮結晶水(S-MCM)とスーパーオキサイドデスムターゼ(SOD)配合液をアレルギー性皮膚炎惹起マウス背部の軽度熱傷創傷面(熱傷深度:1度)に塗布した場合の創傷面及び創傷皮膚組織内の治癒促進作用について検討する.【検討事項】1.軽度熱傷創傷部位作製法と創傷面積測定:ICR雌7週齢マウス背部に深度1度の軽度熱傷創傷を作製.アレルギー性皮膚炎の惹起は好酸球数とIgE抗体価で確認.測定法:背部創傷面作製直後から28日間に亘り,画像解析装置で面積計測.2.アレルギー性皮皮膚組織切片の特殊染色検査:エラスチカ・ファンギーソン染色法で結合組織の形成・再生観察.【結果】1.アレルギー性皮膚創傷面縮小・治癒推移:創傷面は,配合剤の塗布回数に伴って縮小し,塗布7日目以降,対照間に有意差が得られた.一方,実験群(16回塗布)の完全治癒率は,塗布後21日目にみられた(対照群:40%).2.傷創傷面内部の14日目における皮膚組織所見:配合剤の塗布回数に伴って,特殊染色法で赤色・紅色に染色された真皮層・皮下組織が増加し,繊維性蛋白質の再生が観察された.【結語】配合剤の塗布回数に依存した創傷面治癒作用は,ナノバブル酸素が効率良く繊維芽細胞群に供給されると共にSODによる細胞壊死の防御とS-MCMの免疫機能亢進との相乗作用に基づくものであろう.
著者関連情報
© 2012 日本臨床免疫学会
前の記事 次の記事
feedback
Top