日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター)
P2-004  関節リウマチ患者の末梢血リンパ球telomerase活性に対するabataceptの影響
大谷 一博大藤 洋介吉賀 真之伊藤 晴康平井 健一郎古谷 和裕浮地 太郎野田 健太郎吉田 健金月 勇黒坂 大太郎
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2014 年 37 巻 4 号 p. 337b

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抄録
【目的】abataceptは関節リウマチ発症に関与するTリンパ球の活性化を抑制する.一方リンパ球のtelomerase活性はリンパ球が活性化する際に上昇することが知られている.そこで我々は関節リウマチ患者のリンパ球telomerase活性に対するabataceptの影響を検討した.【方法】東京慈恵会医科大学附属病院外来にて2012年8月から2013年8月までにabataceptを導入した19症例を対象とした.治療前,治療後4,12週,24週に患者の末梢血を採取し,CD3陽性リンパ球,CD19陽性リンパ球のtelomerase活性を測定した.telomerase活性の測定にはTelomeric Repeat Amplification Protocol(TRAP)法を用いた.【結果】症例の平均年齢は59.5歳,男性4例,女性15例,治療前平均DAS28-ESR4.03,治療後平均DAS28-ESR2.54であった.治療前後のリンパ球telomerase活性はCD3陽性リンパ球では治療前平均0.4072,治療後平均0.2054,CD19陽性リンパ球では治療前平均0.7040,治療後平均0.2102と共に有意に低下していた(p<0.05).【結論】abataceptを含む治療は関節リウマチ患者のCD3陽性リンパ球,CD19陽性リンパ球telomerase活性を下げることが示された.
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© 2014 日本臨床免疫学会
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