日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター)
P8-007  メチル化制御によるMRL/lprマウスのTregの変化とその病態における意義
高橋 令子, 中西 貴士, 堀越 英之, 木村 文彦, 伊藤 健司
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2014 年 37 巻 4 号 p. 369a

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抄録
  メチル化酵素阻害薬azacitidine(AZA)で処理したCD4陽性T細胞をマウスに移入すると全身性エリテマトーデス(SLE)様病態を惹起できる一方で,AZAをMRL/lprマウスに投与すると自己免疫病態が抑制される事が報告されている.さらには最近,制御性T細胞(Treg)の発生,抑制機能維持のためには,Foxp3のエンハンサーのTreg-specific-demthylated regionの脱メチル化が重要であることが報告された.我々は,MRL/lprマウスにAZAを投与し(MRL/lpr-AZA),特にTregの変化につき解析した.MRL/lpr-AZAは,B,T細胞のメモリー細胞の減少,plasmablastの減少を伴い,腎炎の改善,唾液腺腫脹,脾腫,リンパ節腫脹の軽減を認めた.さらに,胸腺,脾臓,リンパ節にて,Foxp3陽性細胞の増加を認めた.CD3+CD4+CD25highにてTregを採取しIn vitroで培養すると,MRL/lpr-AZA由来のTregは,MRL/lprマウス由来のTregに比して,IFNγ,IL-17の産生が亢進しFoxp3の発現を同程度失った.しかしながら,in vivoでMRL/+マウス由来のnaive T細胞とこれらTregを共移入すると,MRL/lpr-AZA由来のTregの方が抑制能が高かった.メチル化制御により,抑制能が安定し増加したTregが,SLEの病態の改善に寄与すると考えられる.
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© 2014 日本臨床免疫学会
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