日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター)
P6-007 ヒト単球のサイトカイン制御におけるインターフェロンシグナル経路の翻訳後修飾に関する研究
宮崎 雄生新野 正明深澤 俊行高橋 恵理網野 格越智 龍太郎南 尚哉藤木 直人土井 静樹菊地 誠志
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2015 年 38 巻 4 号 p. 346a

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抄録
  【背景】Interferon (IFN)βの多発性硬化症(MS)への作用機序の一つに免疫担当細胞のサイトカイン産生調節が挙げられる.本研究ではIFNβによるヒト単球のサイトカイン調節における蛋白翻訳後修飾の役割を検討した.【対象,方法】健常者9名,無治療MS患者8名,IFNβ治療MS患者(IFN-MS)10名を対象とし,末梢血単核細胞から単球を精製,lipopolysaccharide(LPS)に対するtumor necrosis factor(TNF)α,interleukin(IL)-10産生を測定した.さらに,これらサイトカイン産生に対するIFNβ,およびヒストンアセチル基転移酵素阻害剤C646,蛋白メチル化阻害剤methylthioadenosine(MTA)の作用を検討した.【結果】単球からのTNFα産生はIFN-MSで無治療MSより高値であり,IL-10産生はIFN-MSで無治療MSに比べ低値であった.In vitroでもIFNβは単球からのTNFα産生を増強し,IL-10産生を抑制した.C646はIFNβによるTNFα産生増強をさらに促進させ,IL-10産生をさらに低下させた.MTAはIFNβによるTNFα産生増強を抑制し,IL-10には影響を及ぼさなかった.【結論】IFNβによるヒト単球のサイトカイン制御には蛋白アセチル化,メチル化が関与している.
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© 2015 日本臨床免疫学会
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