日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター)
P2-01 HLA-A24リガンドーム解析による大腸がん幹細胞抗原ペプチド同定とがんワクチン応用
宮本 昇金関 貴幸Kochin Vitaly廣橋 良彦佐藤 昇志鳥越 俊彦
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2016 年 39 巻 4 号 p. 404a

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抄録

  がん幹細胞は高い腫瘍形成能と化学・放射線療法に対する治療抵抗性を併せもち,再発・転移の起点となる細胞成分である.我々はヒト大腸がんSW480細胞株からside population法でがん幹細胞成分を単離し,HLA-A24リガンドーム解析によりがん幹細胞に特異的なIV9ペプチドとそのソース遺伝子ASB4を同定した.ASB4は大腸・肺・腎・頭頚部がんに発現する一方で成人および胎児の正常組織に発現はみられず,がん特異性が高い遺伝子である.IV9合成ペプチドを用いるとHLA-A24陽性の大腸がん患者および正常人の末梢血からそれぞれ3/3名および2/3名でテトラマー陽性CTLが誘導できた.誘導したCTLクローンはIV9ペプチド提示細胞を特異的に認識し同時にSW480がん幹細胞を強く細胞傷害する.さらに,SW480細胞担がんマウスモデルにCTLクローンを静注すると腫瘍形成を有意に抑制した.以上から,HLA-A24リガンドーム解析により同定したIV9ペプチドは大腸がん幹細胞成分を特異標的とするCTL誘導が可能であり,魅力的な新規がんワクチン候補と考えられる.

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© 2016 日本臨床免疫学会
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