日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター)
P2-25 関節リウマチにおけるIgM型抗シトルリン化タンパク抗体の解析
原口 明久中島 康晴岡崎 賢福士 純一赤崎 幸穂小山田 亜希子近藤 正一吉開 泰信山田 久方
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2016 年 39 巻 4 号 p. 416a

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抄録

  【目的】関節リウマチ(RA)において,抗シトルリン化タンパク抗体(ACPA)は,その病因や病態に深く関わると考えられる.通常ACPAはIgG型を測定するが,IgM型の検出も報告されている.しかし,その臨床的意義は明らかでなく,本研究ではその点について解析する.【方法】IgM型ACPAは,市販の抗CCP抗体測定キットに加え,各種シトルリン化ペプチドを用いて測定した.また対照用の非シトルリン化ペプチドを用いた解析も行なった.【結果】IgG型ACPA陽性患者の半数近くでで,IgM型ACPAも検出された.留意すべきことに,IgM型ACPAはシトルリン非依存性に反応するものも含まれていた.IgM型ACPAは,IgG型ACPAや,リウマチ因子の抗体価と相関していた.【結論】IgM型ACPA陽性者ではRAの免疫学的活動性が高いことが推測された.

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© 2016 日本臨床免疫学会
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