日本臨床免疫学会会誌
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分子標的薬のアニュアルエビデンスレビュー
SP-4 免疫チェックポイント阻害薬の光と影:自己免疫炎症性副作用について
鳥越 俊彦
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2017 年 40 巻 4 号 p. 283b

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抄録

  免疫チェックポイント阻害剤の登場によって,今や免疫療法は化学療法や放射線療法とならぶ標準治療となりつつある.国内で承認されている免疫チェックポイント阻害剤には,抗CTLA4抗体(イピリムマブ)と抗PD-1抗体(ニボルマブ,ペンブロリズマブ)の2種類があり,既に悪性黒色腫,非小細胞肺がん,腎細胞がん,ホジキンリンパ腫,頭頸部がんに対して承認されているが,今後胃がん,膀胱がんなど,多種類のがんへの適応拡大が見込まれている.しかし,その効果には限界と問題点があることを知っておかなければならない.特に,自己免疫炎症性副作用には,これまで知られている膠原病とは異なった特徴があり,対応を誤ると命にかかわる場合がある.本レクチャーでは,抗PD-1抗体と抗CTLA-4抗体,それぞれの免疫関連有害事象報告をレビューし,その特徴である,1.多様性,2.多発性,3.持続性,4.相関性について概説する.

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© 2017 日本臨床免疫学会
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