日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター) 2 膠原病の病因と治療3
P2-32 関節リウマチ患者血清中でIgG型抗シトルリンタンパク抗体(ACPA)-IgM型リウマチ因子複合体がIgM型ACPAとして検出される
原口 明久山田 久方近藤 正一岡崎 賢福士 純一赤崎 幸穂池村 聡吉開 泰信中島 康晴
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2017 年 40 巻 4 号 p. 316d

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抄録

【目的】関節リウマチ(RA)に特異的な抗シトルリン化タンパク抗体(ACPA)は,通常IgG型抗体を測定するが,一部の患者ではIgM型抗体が検出されることも報告されており,本研究はその特徴を明らかにすることを目的とする.【方法】関節リウマチ患者176名の血清を解析した.ACPA抗体価はELISA法で測定し,非シトルリン化ペプチドに対する反応性も調べた.プロテインG結合ビーズやシトルリン化ペプチド結合ビーズを用いて,IgM型ACPA検出における,リウマチ因子(RF)の関与について検証を行った.【結果】IgG型ACPAとは異なり,IgM型ACPAとして検出される抗体の一部は,非シトルリン化ペプチドにも反応していた.そのような検体を除いて解析すると,IgM型ACPAはIgG型ACPA高値例で検出されること,IgM RFとも相関することが明らかになった.ここで血清IgGをプロテインGビーズを用いて除去すると,IgM型ACPAも検出されなくなったため,IgG型ACPA-IgM型RF複合体の存在が考えられた.実際,IgM型ACPA陽性患者血清のIgG除去に用いたプロテインGやシトルリン化ペプチド結合ビーズから抗体を溶出すると,その分画中にIgM型RFが検出された.【結論】シトルリン非特異的抗体やIgG ACPA-IgM RF複合体が,IgM型ACPA偽陽性としてRA患者血清で検出されていた.

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© 2017 日本臨床免疫学会
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