日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター) 2 膠原病の病因と治療3
P2-34 全身性エリテマトーデスは末梢血T細胞異常の違いにより3つのサブグループにわけられる
久保 智史, 中山田 真吾, 好川 真以子, 宮崎 祐介, 阪田 圭, 中野 和久, 岩田 慈, 宮川 一平, 田中 良哉
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2017 年 40 巻 4 号 p. 317b

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抄録

【目的】SLEの多様性を評価するため,末梢血の免疫フェノタイピングによるSLE患者の細分化を行った.【方法】SLE 143名および健常人49名を対象とし,NIH/FOCISが提唱したマルチカラーフローサイトメトリーによる末梢血免疫フェノタイピングを行い,主成分分析およびクラスター解析を用いて患者集団を細分化した.【結果】SLE末梢血では,Th1細胞およびTh17細胞の割合は健常人と同等であったがTreg細胞およびTfh細胞の割合が上昇していた.またclass-switched memoryおよびeffector B細胞に加えて,plasmablastが著明な上昇を認め疾患活動性と相関していた.主成分分析を用いて活動性SLEの免疫フェノタイプのマッピングを行うと,B細胞とT細胞の二つの軸に集約されることが明らかとなった.さらにクラスター解析により,共通するB細胞の分化異常に加えてT細胞の変化により,T細胞の分化と活性化異常に乏しい群(T cell independent group),Tfh細胞とplasmablastの増加が顕著となる群(Tfh dominant group),メモリーTreg細胞の増加が顕著となる群(Treg dominant group)に分けられた.この3群は疾患活動性や臓器障害を含めた患者背景は相似しているにも拘らず,Tfh dominant groupのみが治療に抵抗性であった.【結語】本研究により活動性のSLEではT細胞の異常により3つのサブグループにわけられることが示された.このようなエビデンスの蓄積は,SLEの病態解明のみならず治療への応用が期待される.

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© 2017 日本臨床免疫学会
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