インテリジェンス・マネジメント
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論文
我が国プロスポーツにおけるコンペティティブ・インテリジェンス導入の萌芽:
その動機・選好に関するAHPによる定量評価
保井 俊之
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2010 年 2 巻 1 号 p. 3-16

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抄録
競技の多様化, リーグ及びチーム数の急増及び顧客の嗜好の多極化等により, 我が国のプロスポーツの経営環境はここ 2-3 年の間に急激に競争的になっている。それに伴い, プロスポーツ事業体(PSEs)の意思決定の支援にコンペティティブ・インテリジェンス(CI)の導入を指向する動きに萌芽が見られる。本研究は, PSEs 関係者へ CI の導入動機・選好に関するアンケート調査をCI 研究として本邦で初めて実施し、その結果を階層分析法(AHP)で定量的に評価した。その結果, PSEs 関係者は外部CI 専門家を活用し, 経営意思決定の補助及び市場機会の発掘へのCI の使用を主として選好していることが検証された。
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© 2010 特定非営利活動法人 日本コンペティティブ・インテリジェンス学会
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