日本臨床免疫学会総会抄録集
Online ISSN : 1880-3296
ISSN-L : 1880-3296
第39回日本臨床免疫学会総会抄録集
セッションID: W3-2
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ワークショップ3 自己抗体
抗アミノアシルtRNA合成酵素抗体を検出するための新規ELISAの開発
*中嶋 蘭井村 嘉孝瀬戸 美苗村上 昭弘小林 志緒細野 祐司湯川 尚一郎吉藤 元川端 大介大村 浩一郎臼井 崇藤井 隆夫三森 経世
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抄録
【目的】抗アミノアシルtRNA合成酵素(ARS)抗体は最も高頻度に認められる筋炎特異的抗体であり、疾患の診断・分類・治療方針の決定に有用である。しかし日常臨床において全ての抗ARS抗体をルーチンに測定することはできない。そこで同抗体を簡便に検出するため、5種のARS抗原(Jo-1, PL-7, PL-12, EJ, KS)を混合し、抗ARS抗体を一度に検出できる新規ELISAを開発した。【方法】リコンビナントARS抗原を大腸菌(Jo-1, PL-12, EJ, KS)もしくはHi-5細胞(Pl-7, OJ)に発現させた。OJ以外は免疫ブロット・ELISAで各々の対応抗体との反応が確認され、それらを混合してELISAを作成した。膠原病患者241例、特発性間質性肺炎(IIP) 62例、健常人30例の血清を用いてスクリーニングを行い、RNA免疫沈降法に対する感度特異度を検定した。【結果】新規ELISAの感度、特異度は各々97.5%、99.3%であった。抗ARS抗体はPM33%(19/57)、DM28%(13/46)、IIP11%(7/62)、SLE2%(1/49)、RA2%(1/49)で検出された。【結語】5種の抗原を混合した新規抗ARS抗体検出用ELISAを開発し、RNA免疫沈降法と同等の性能を確認した。PM/DMおよびIIP患者において抗ARS抗体を簡便にルーチンに測定できるようになると考えられる。
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© 2011 日本臨床免疫学会
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