日本臨床免疫学会総会抄録集
Online ISSN : 1880-3296
ISSN-L : 1880-3296
第39回日本臨床免疫学会総会抄録集
セッションID: W3-3
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ワークショップ3 自己抗体
シェーグレン症候群(SS)における抗M3ムスカリン作働性アセチルコリン受容体(M3R)抗体の機能解析
*坪井 洋人中村 友美松尾 直美飯塚 麻菜松本 功住田 孝之
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抄録
【目的】SSにおいて、抗M3R抗体の機能を明らかにする。 【方法】 1)M3RのN末端、第1、2、3細胞外ループのペプチドを抗原としたELISAで、SS42例、健常人(HC)42例の抗M3R抗体を測定した。 2)ヒト唾液腺上皮(HSG)細胞株を抗M3R陽性SS、陰性SS、HC由来IgGで12時間共培養し、塩酸セビメリン刺激後のCa2+-influxに対する影響を検討した。 3)M3Rの第2ループで免疫後のM3R-/-マウス由来脾細胞を骨髄腫細胞株と細胞融合し、抗M3Rモノクローナル抗体産生ハイブリドーマを作製した。培養上清から抗M3Rモノクローナル抗体を精製し、HSG細胞株を用いて、Ca2+-influxに対する影響を検討した。 【結果】 1)すべてのエピトープに関して、HCと比較してSSでは抗体価、抗体陽性率ともに有意に高値であった。 2)N末端、第1ループに対する抗体陽性SSのIgGはCa2+-influxを増強したが、第2ループに対する抗体陽性SSのIgGは抑制した。第3ループに対する抗体陽性SS、抗M3R抗体陰性SS、HCのIgGは影響しなかった。 3)異なるCDR3領域を有する2種のハイブリドーマが作製できた。2種の抗M3Rモノクローナル抗体は、共にCa2+-influxを抑制した。 【結論】SSにおいて、第2細胞外ループに対する抗M3R抗体は、唾液分泌低下に関与する可能性が示唆された。 
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© 2011 日本臨床免疫学会
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