日本臨床免疫学会総会抄録集
Online ISSN : 1880-3296
ISSN-L : 1880-3296
第39回日本臨床免疫学会総会抄録集
セッションID: PW-15
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一般演題(ポスターワークショップ)
IL-6はAngiopoietin発現調節を介して関節リウマチ(RA)の病的血管新生を促進する
*加家壁 健黒岩 卓櫻井 則之池内 秀和KADIOMBO TSHILELA ANASTASIE坂入 徹前嶋 明人廣村 桂樹野島 美久
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抄録
【目的】IL-6の病的血管新生への役割を検討する。【背景】RAでは未熟で不安定な血管新生が特徴とされ、Angiopoietin-1/-2(Ang-1;血管構造安定化因子、Ang-2;Ang-1のアンタゴニスト)の関与が示唆されるが、IL-6のこれらへの関与は不詳である。【方法】IL-6刺激下に、滑膜線維芽細胞と臍帯静脈内皮細胞を共培養し、CD31染色・VE-cadherin染色を行い、内皮細胞増生及び内皮細胞間接着を評価した。また、共培養上清及びRA滑液中のAng-1/-2、VEGFを測定した。【結果】IL-6(100ng/ml)は共培養のCD31染色陽性領域をコントロール比2.5倍増加させ、不整な増生形態を誘導した。さらに、IL-6は内皮細胞表面のVE-cadherinの内在化を誘導し、内皮細胞間接着を低下させた。IL-6刺激共培養上清中のAng-1はコントロール群と比べ低値を、Ang-2・VEGFは高値を示した。また、IL-6+Ang-1刺激下では、IL-6単独と比べ、内皮増殖形態は整であり、VE-cadherinの内在化による内皮細胞間接着低下作用は軽度であった。RA滑液中のVEGFとAng-1は負の相関を示した。【結論】IL-6は、VEGF促進とAng発現の調節(Ang-1抑制・Ang-2促進)を介し、内皮増生や内皮細胞間接着低下を伴う病的血管新生を促進すると考えられた。
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© 2011 日本臨床免疫学会
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