2021 年 49 巻 1 号 p. 1-7
50%収縮強度での足関節底屈運動イメージが, 最大足関節底屈トルクに与える影響について検討した。対象は健常成人36名とし, 運動イメージ群とコントロール群の2群に各々18名ずつランダムに振り分けた。椅座位で右股関節と右膝関節を屈曲位, 右足関節底背屈中間位とし, 多用途筋機能評価運動装置Biodex system 3を用いて, 介入前後の最大足関節底屈トルクを比較した。介入について, 運動イメージ群では50%収縮強度での足関節底屈運動イメージを1分間行い, コントロール群では1分間の安静を行った。介入後の最大足関節底屈トルクの身体質量比を介入前の値で除した相対値を算出し, 運動イメージ群とコントロール群の2群で比較した。結果, 運動イメージ群における最大足関節底屈トルクの身体質量比相対値が, コントロール群よりも有意に高値を示したことから, 50%収縮強度運動イメージは最大足関節底屈トルクに対する即時的な増大効果を有することが明らかとなった。