2021 年 49 巻 2 号 p. 89-92
医師と技師は実際の検査では重なる部分はあるが, 記録のプロフェッショナルとしての技師, 病態解釈のプロとしての医師の特性を生かした役割分担が大切である。また日常的なコミュニケーションが可能になるような工夫も必要だろう。連携の上で問題が生じた場合には「不十分な検査と誤った解釈は検査をしないよりももっと悪い」「適切な検査と正しい解釈は患者さんの治療に直結する」ことを判断基準にして真摯にディスカッションすることで, 課題を解決し, よりよい関係へと前進できると思う。