2025 年 53 巻 4 号 p. 215-218
脱髄性ニューロパチーの診断には, 神経伝導検査 (nerve conduction study: NCS) を中心とした電気生理学的検査が不可欠である。本稿では, 脱髄を示唆するNCS所見の意義とその解釈, 検査施行時の注意点から, 検査メニューの立て方について解説した。伝導遅延や時間的分散, 伝導ブロックなどの各所見はしばしば特異性に乏しく, 慎重な判断が必要となる。また, 検査前の入念な臨床情報の収集と検査前診断に基づく適切な検査メニューの立案が, 診断の正確性を大きく左右する。