臨床神経生理学
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特集「脊磁図,末梢神経磁図,筋磁図の臨床応用の可能性」
脊磁図を用いた脊髄・神経根の神経機能評価
橋本 淳川端 茂徳東川 尚人足立 善昭吉井 俊貴
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2025 年 53 巻 6 号 p. 673-678

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抄録

神経磁界計測 (脊磁図) は, 脊髄や神経根の電気活動を非侵襲的に可視化する新しい神経機能評価法である。従来の画像診断や電気生理学的検査では困難であった椎間孔内外の詳細な神経機能評価も可能になってきている。今回, 大腿神経・伏在神経・外側大腿皮神経を用いた新たな末梢神経刺激法を開発し, 上中位腰椎レベルの椎間孔・馬尾神経の神経機能評価が実現した。外側大腿皮神経刺激はL2/3, 伏在神経刺激はL4/5椎間孔の評価に適し, 大腿神経刺激によって信号強度の大幅な増大が得られ, 胸椎評価にも有用と考えられる。脊磁図は, 脊椎脊髄疾患の診断精度向上および治療方針決定に寄与する新たな神経機能評価法として期待される。

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© 2025 一般社団法人 日本臨床神経生理学会
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