日本臨床腎移植学会雑誌
Online ISSN : 2760-1714
Print ISSN : 2187-9907
総説
腎移植と発癌
平光 高久姫野 智紀島本 侑樹長谷川 雄基二村 健太岡田 学鳴海 俊治渡井 至彦
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2025 年 13 巻 2 号 p. 100-107

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抄録

免疫抑制療法の進歩により,近年では腎移植後の移植腎予後,患者の生命予後は良好となっている。腎移植後は,拒絶反応,抗ドナー抗体産生を避けるために免疫抑制剤が必要となる。免疫抑制剤は至適血中濃度で管理されるが,腎移植後は健常人,透析患者と比較すると,発癌リスクが高くなることが報告されている。腎移植後のレシピエントの死亡原因として癌が最も多い原因となっている。そのため,腎移植後に特有の癌種,発癌による腎移植後の移植腎予後,患者の生命予後に対する影響,発癌のリスク因子,免疫抑制剤による影響,発癌対策についてまとめる。

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© 一般社団法人日本臨床腎移植学会
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