日本臨床腎移植学会雑誌
Online ISSN : 2760-1714
Print ISSN : 2187-9907
総説
移植後のIgA腎症再発に対する予防と治療
山本 泉
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2015 年 3 巻 2 号 p. 133-138

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抄録

長期移植腎予後を議論する上で,再発性腎症は第3番目に重要な因子である。IgA腎症を原疾患とする腎移植患者において,IgA腎症の再発が,長期移植腎予後と関連すると予測されている。そのため,近年,IgA腎症再発に対する予防と治療が重要と考えられるようになってきた。IgA腎症自体が比較的新しい疾患概念であることから,移植後のIgA腎症再発に関する介入研究は極端に少なく,また,治療ガイドラインもない。この領域における治療戦略の確立は急務である。移植後IgA腎症再発の対策として,リスクファクター,早期診断,予防法,再発時の対処法など,議論すべきことは多い。本稿では,IgA腎症再発予防と治療の重要性について概説し,現状の問題点と具体的な対策について述べたい。

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© 一般社団法人日本臨床腎移植学会
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