日本臨床腎移植学会雑誌
Online ISSN : 2760-1714
Print ISSN : 2187-9907
コーディネーター研究報告
生体腎ドナーの支援体制
─外来看護アセスメント実施と外来看護師介入─
田中 美樹野口 文乃井村 夕姫吉田 朋子池田 成江河田 多加石井 大輔吉田 一成
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2015 年 3 巻 2 号 p. 279-282

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抄録

生体腎ドナー(ドナー)の腎提供後の支援の重要性が謳われているが,当院ではドナーのモニタリングや支援が不十分な状況だった。そこで,ドナーの十分な支援体制の再構築を目的とし,レシピエント移植コーディネーター(RTC)が全ドナーの外来看護アセスメント(アセスメント)を事前に実施したうえで介入重要度(重要度)を設定し,外来看護師が看護問診の時点からドナーの問題点へ介入した。また,RTCがドナーのモニタリング状況を調査し,支援体制の改善点を明確にし対策を検討した。アセスメントを行うことで,不足している情報の収集や生活指導が看護問診で可能となり,重要度の程度が軽減した。さらに,介入基準や検査項目の統一がドナーの継続的な支援に不足していることがわかった。ドナーには看護問診・介入により生活習慣改善で解決できる問題が多く存在する。ドナー自身が実践できるセルフケアへの継続的な支援が外来看護問診で可能であり,ドナーのヘルスプロモーション向上が促進される体制の再構築は,残腎機能保持や健康な精神の維持に繋がると言え,RTCを中心とした医療スタッフの統一した支援は重要である。

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© 一般社団法人日本臨床腎移植学会
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