日本臨床腎移植学会雑誌
Online ISSN : 2760-1714
Print ISSN : 2187-9907
症例報告
C型肝炎合併腎移植レシピエントに対するインターフェロンフリー治療の経験
中川 勝弘深江 彰太谷口 歩米本 佐代子山中 和明林 大祐藤井 直彦岸川 英史西村 憲二福島 寿一飯尾 禎元乾 由明
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2017 年 5 巻 1 号 p. 58-61

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抄録

C型肝炎合併腎移植レシピエント6例に対するインターフェロンフリー治療を経験した。症例は男性4例,女性2例。平均年齢は63.7歳。平均eGFRは60.8mL/min/1.73m2であった。HCVのGenotype(GT)は1型が5例,2a型が1例であり,GT 1型はダクラタスビル+アスナプレビル併用療法を2例,ソホスブビル/レジパスビル併用療法を3例に施行した。GT 2a型はソホスブビル+リバビリン併用療法を施行した。GT 2a型の症例で貧血のためリバビリンの減量を必要とし,2例でタクロリムスの増量を要したが,全例治療を完遂できた。全例に治療中のウイルス陰性化を認め,GT 1型は観察できた4例すべてで治療後24週の持続陰性(SVR24)が得られたが,GT 2a型は再燃した。腎移植後のインターフェロンフリー治療は合併症や薬物血中濃度の変動に注意すれば,安全かつ有効であると考えられる。

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© 一般社団法人日本臨床腎移植学会
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