2017 年 5 巻 1 号 p. 66-68
【緒言】治療過程で合併症が発生した場合,患者指導の立て直しが必要とされる。今回,腎移植術後泌尿器合併症を起こした患者への指導を振り返り,報告する。【症例】妻をドナーに生体腎移植を行った70歳男性。術後尿管膀胱吻合部の縫合不全(尿廔)を発症した。カンファレンスにて医師と看護師間の共通目標を定め,退院指導内容を検討した。また,パンフレットに沿った説明に加え,退院指導チェック表を使用し指導内容の統一を図った。【結果・結論】患者の状態変化に合わせ,医療者が情報共有し指導内容を立て直すことができた。看護師の経験により指導内容に差が出ないよう,ツールを用いることで統一した指導ができ,患者の自己管理能力の確立へとつながった。