日本計算機統計学会シンポジウム論文集
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口蹄疫感染拡大の解析から(セッション4B)
廣瀬 英雄
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p. 159-162

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抄録
微分方程式によるSIRモデルと統計的なtruncatedモデルを用いて,口蹄疫(FMD)感染拡大予測を行い,SIRモデルとtruncatedモデルの結果を比較した.十分に推定可能なデータ数があれば,truncatedモデルは精度の良い推定を行うことができるが,データ数が少ないパンデミック初期では推定が不安定になる.一方,簡単なSIRモデルでも,適切なパラメータチューニングにより精度の良い予測が可能になり,パンデミック初期でもある程度の危険側の情報を示してくれる点はSIRモデルの魅力である.
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© 2010 日本計算機統計学会
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