2020 年 8 巻 3 号 p. 12-
重要な要点
・Three-dimensional cross-dimensional bilateral filter (3D-CDBF) 処理は低線量CTにおけるlow-contrast object specific contrast-to-noise ratio (CNRLO) を有意に改善する.
要旨
[目的] Positron emission tomography/computed tomography (PET/CT) において,CT 診断を目的としない場合においては,診断用CT 検査の半分未満の低線量でCT 撮影が実施される.低線量CT 画像において,エッジ保存ノイズ低減処理であるthree-dimensional cross-dimensional bilateral filter (3D-CDBF) 処理が低コントラスト検出能を改善させるかを検証する.[方法] 直径10 mm,コントラスト15 Housfield unit の円柱を含む均一な円柱ファントムを低線量でCT 撮像し,取得したオリジナル画像と3D-CDBF 処理を施した画像 (3D-CDBF 画像) のlow-contrast object specific contrast-to-noise ratio (CNRLO) を比較した.[結果] 3D-CDBF 画像のCNRLOはオリジナル画像に比し有意に高値となった.PET/CT を想定した低線量CT 画像において,3D-CDBF 処理は低コントラスト検出能を改善させることが明らかとなった.