日本CT技術学会雑誌
Online ISSN : 2434-2750
Print ISSN : 2434-2769
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テクニカルノート
  • 西脇 晶哉, 望月 純二, 鷲塚 冬記, 西丸 英治
    2026 年14 巻1 号 p. 1-
    発行日: 2026年
    公開日: 2026/01/26
    ジャーナル フリー

    重要な要点

    (1) 高心拍の動態ファントムを用い, motion correction algorithm (MCA) の画質改善効果をハーフ再構成(half-scan reconstruction:HSR)及び分割式ハーフ再構成(multi-segment reconstruction:MSR)と比較検証した.

    (2) 定量評価の結果,冠動脈ステントの形状誤差率はHSR 22%、MSR 10%であったのに対し,MCA は0%であり,全ての心位相において極めて高い形状再現性と安定性を示した.

    (3) 視覚評価においてもMCA が有意に高いスコアを示し,高心拍下において既存法よりも効果的にモーションアーチファクトの抑制効果が実証された.

     

    要旨

    【目的】冠動脈CT angiography (coronary computed tomography angiography : CCTA) において既存の再構成であるハーフ再構成(half-scan reconstruction:HSR)および分割式ハーフ再構成(multi-segment reconstruction:MSR)と比較し, motion correction algorithm(MCA)のモーションアーチファクト抑制効果を明らかにし, 検証することである.

    【方法】模擬血管を設置した心臓胸郭動態ファントムを用い, ファントム動作時及び停止時で心電同期ヘリカルスキャンを実施した. 取得画像をHSR, MSR, MCA で画像再構成した. 冠動脈の形態評価を想定し, 各再構成画像における模擬血管のcircularity を計測し, ファントム停止時を基準とした誤差率を算出した. また, HSR, MSR, MCA の各再構成画像に対し5 段階スコアによる視覚評価を実施した.

    【結果】 Circularity (平均±標準偏差) はHSR (0.72±0.19), MSR (0.83±0.13), MCA (0.92±0.01) であり, MCA が最も優れた結果を示した.誤差率はHSR : 22%, MSR : 10%, MCA : 0%であり, 各再構成間において統計的有意差を認めた. 視覚評価においてもMCA が最も優れた結果を示した.

  • 石塚 瞬一, 村松 駿
    2026 年14 巻1 号 p. 6-
    発行日: 2026年
    公開日: 2026/01/26
    ジャーナル フリー

    重要な要点

    ・Automated workflow 群は,Manual workflow 群と比較して平均889.9 秒早くMPR 画像を作成した.

    ・Automated workflow 群は,Manual workflow 群よりMPR 画像作成時間を有意に短縮し,ばらつきも有意に縮小した.

    ・ALPHA technology を用いたAutomated workflow 群は,MPR 画像の作成時間短縮と臨床状況に左右されにくい画像提供時間を実現した.

     

    要旨

    【目的】本研究は,外傷患者の頭頚部単純CT において手動によるワークフローと,自動画像認識技術 (Automatic Landmarking and Parsing of Human Anatomy (ALPHA) technology) による自動化されたワークフローを比較し,撮影開始からMPR 画像が臨床利用可能になるまでの時間とばらつきの低減を検証した.

    【方法】対象は197例である.本研究は,CTコンソール内で手動による再構成範囲の選択およびMPR画像作成を行った群をManual workflow 群,ALPHA technology による全自動で再構成範囲の選択およびMPR 画像作成を行った群をAutomated workflow 群とし,撮影開始(位置決め画像出力時刻)から全MPR 画像が出力されるまでの時間を比較評価した.群間の比較はMann–Whitney U 検定,ばらつきの差はLevene 検定で評価した.

    【結果】Automated workflow群はManual workflow群よりも平均889.9秒早くMPR画像を作成し (p<0.001), ばらつきを縮小した (p<0.001).

    【結語】ALPHA technology を用いたAutomated workflow 群は,MPR 画像が臨床利用可能になるまでの時間を平均889.9 秒短縮し,ばらつきの低減を示した.

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