比較眼科研究
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原著
レーザーフレアメーターによる犬と猫の前房フレアの評価
余戸 拓也工藤 莊六土田 修一根津 欣典原 康多川 政弘
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2002 年 21 巻 1-2 号 p. 23-27

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抄録

ぶどう膜炎によって前房中に蛋白質が増加した結果観察される房水フレアを客観的に評価するためにレーザーフレアメーターを用い、正常犬100眼、正常猫30眼および臨床症状と眼所見から片側性のぶどう膜炎と診断された犬10眼について測定した。その平均値は正常犬4.60±1.30(±SD)、正常猫6.14±1.60(±SD)ぶどう膜炎の犬83.18±3.20(±SD)(pc/ms)で正常犬眼とぶどう膜炎犬眼の両群間には高い有意差(p<0.05)が見られた。正常犬と正常猫の左右眼の値に有意差はみられなかった。正常犬眼を年齢別に比較してみると10歳齢以上の正常犬(平均年齢12.9歳齢)におけるフレア値の平均は6.10±1.22(±SD)で、4歳齢以下の正常犬(平均年齢2.1歳齢)の平均値4.20±0.99(±SD)に比べて有意に増加しており(p<0.01)、加齢によりフレア値が増加することが示唆された。房水フレアを定量的に測定できる本装置は犬と猫の房水フレアの評価において臨床上高い有用性を有することが示された。

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