デジタルアーカイブ学会誌
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口頭発表
[23] 新型コロナウイルス感染症下での“災害時避難”に関する情報の収集・整理・発信:情報を「集める」から情報が「集まる」に向けての成果と課題
三浦 伸也千葉 洋平佐野 浩彬前田 佐知子池田 千春田中 亜紀子高橋 美佐半田 信之臼田 裕一郎
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2020 年 4 巻 s1 号 p. s23-s26

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抄録

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)下では密閉空間・密集場所・密接場面の3つの密を避けることが推奨されている。発表者らは出水期や風水害等に向けて、都道府県や市区町村といった自治体が COVID-19下において、内閣府防災等が提示した通達をどのように活かし、自然災害への備えを行っているかを網羅的かつ俯瞰的に把握するため、日本全国の都道府県および自治体のWebサイトを検索し、COVID-19下における「避難」もしくは「避難所」等に関する情報(以下、「COVID-19×災害時避難に関する情報」)の発信を行っている事例を網羅的に収集した。

この情報収集の過程で、ツイッター、ネットニュース、新聞などのメディアが情報収集をどのように促進し、情報を「集める」から情報が「集まる」兆しを感じさせたのか。情報収集、ひいてはアーカイブ構築と本来の目的以外のメディアでの情報発信などをどのように捉え、メディアと協働し、アーカイブを構築していくのが望ましいのかについて議論したい。

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