デジタルアーカイブ学会誌
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講演
[講演 4-1] デジタルアーカイブはどのようにしてアートの振興に貢献するか
太下 義之
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ジャーナル オープンアクセス
J-STAGE Data

2021 年 4 巻 s1 号 p. s88c

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抄録

アートシーンとは、美術館・博物館だけではなく、作品の制作や表現を行うアーティストをはじめ、作品を販売・流通するギャラリーや関連企業、展覧会の企画・開催、コレクションを収集する美術館や博物館、アートを学術的に研究する研究機関や批評・評論家、アート活動を支える財団やパトロン、行政、そして芸術を趣味として楽しむ一般の人など、アートに関わるすべての組織や人々の活動における各々の場面(シーン)である。

本企画では、アートに関するDAを広義に捉え、情報通信技術がより高度化する現代において、これらのシーンに関する情報流通やデジタルデータの活用とそれらを支える基盤に関する議論を深める。太下氏からは、デジタルアーカイブはどのようにしてアートの振興に貢献するのか、国内外の事例からデジタルアーカイブとアートの現況をご報告頂く。小林氏からは、横浜芸術振興財団が運営する各美術館・博物館のデータを活用した地域情報とミュージアム情報の統合とデータ活用の方法と現状を報告頂く。そして、近年注目を集めているデータ基盤としてブロックチェーン技術を、アート情報のインフラ活用を進めているスタートバーン株式会社の施井氏よりデジタルアーカイブへの活用の可能性について講演を頂く。

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https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
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